[ニューヨーク 26日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、日本円が下落した。鈴木俊一財務相は通貨安に対するあらゆる措置を排除しないと述べた。一方、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策に関する手がかりを得るための新たな材料待ちとなる中、ドルは上昇した。
日本当局者による口先介入が続く中、日本円は対ドルで0.09%安の151.52円。序盤の上昇から反転した。
鈴木俊一財務相は26日の閣議後会見で、円安にはプラスとマイナスの両面があるが、過度な変動は経済の不確実性を高めるため望ましくないとの認識を示した。 もっと見る
野村の通貨ストラテジストは「ドル/円は151.50円水準で膠着している」と指摘。キャリートレードでドル/円をロングにしたい人がいるが、152円や153円まで行くと通貨当局が介入する可能性があるため買い進めないとの見方を示した。
一方、ドル指数は小幅に上昇。米商務省が26日発表した2月の耐久財受注が前月比で1.4%増と伸び率が市場予想の1.1%を上回ったことを受けた。 もっと見る
フォレックスライブのチーフ通貨アナリスト、アダム・バトン氏は「市場は米経済に亀裂が入る兆しを熱心に探しているが、見つけるのは難しい」とし「まさに様子見の市場だ」と語った。
29日には個人消費支出(PCE)価格指数が発表されるが、米国株および米債市場は聖金曜日の祝日で休場となるため、薄商いになる可能性がある。
ドル指数は0.06%高の104.28、ユーロ/ドルは0.05%安の1.0831ドル。
今週は月末と四半期末のポートフォリオリバランスによりドルに圧力がかかる可能性がある。
中国人民元はオフショア市場で1ドル=7.248元と小幅高。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1.28%安の7万0078.01ドル。
表はLSEGデータに基づいています ※外為市場
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2024-03-26 20:42:00Z
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