[東京 21日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の110円前半。中国株の反発などを背景に底堅い展開となったが、前日につけた1週間半ぶり高値には届かなかった。
午前のドルはじり高となり、110.26円まで買われた。米国が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)HWT.ULに対する取引規制を緩和したことなどで、中国株が1%超反発。日経平均も一時プラスに転じ、ドル/円にも買いが集まった。
しかし、午後に入りそうした動きが一巡すると、ドルの上昇も一服。110円前半でもみあいへ転じた。
朝方にはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言が伝わった。貿易と関税が金融政策の道筋に及ぼす影響を判断するのは尚早との考えを示したが、内容は「新味に欠ける」(アナリスト)といい、反応は限定的だった。
アジア市場で豪ドルの下げが目立ち、76円前半から75円半ばまで売られた。
手がかりはオーストラリア準備銀行(中央銀行)ロウ総裁の発言。「利下げは雇用の伸びを支え、インフレが目標に一致する時期を前倒しする」としたうえで「この判断を踏まえ、2週間後の理事会で利下げを支持する理由を検討する」と述べた。
市場筋によると、豪金利先物市場が織り込む6月利下げの確率は90%付近と、事前の約50%から急上昇した。
豪ドルは前日、総選挙で与党が勝利したことで買いが強まっていた。
ドル/円JPY= ユーロ/ドルEUR= ユーロ/円EURJPY=
午後3時現在 110.15/17 1.1151/55 122.84/88
午前9時現在 110.07/09 1.1166/70 122.92/96
NY午後5時 110.05/08 1.1170/71 122.88/92
為替マーケットチーム
https://jp.reuters.com/article/forex-japan-idJPKCN1SR0ID
2019-05-21 07:27:00Z
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