安倍晋三首相とトランプ米大統領の共同記者会見は、両首脳の冒頭発言に続き記者との質疑応答が始まった。
--首相は1度の日朝首脳会談で拉致問題解決にめどをつける覚悟で臨むのか。それとも複数回会談を行い、解決を図っていく必要があると考えているのか。また、いつごろまでの会談実現を目指すのか。米国を含めた3者会談は選択肢にあるのか
首相「北朝鮮との関係については、トランプ大統領が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との間で相互不信の殻を破り、非核化の先の明るい未来を共有し、北朝鮮に行動を促すという新しいアプローチをとってきていることに改めて敬意を表したい。何よりも重要な拉致問題の解決に向け、次は私自身が金正恩委員長と向き合わなければならないと決意しています。条件を付けずに金委員長と会って率直に、虚心坦懐(たんかい)に話をしたいと考えています」
「本日の会談では、こうした私の決意に対してトランプ大統領から『全面的に支持する。あらゆる支援を惜しまない』との力強い支持をいただきました。トランプ大統領と拉致被害者ご家族との面会では、一人一人の目を見据えながら、時折うなずきながら真剣に話を聞いていただきました。拉致問題を解決しなければいけない。この思いを共有していただいたと思っています。改めて拉致問題の解決に向けてトランプ大統領の支援、協力に感謝申し上げたいと思います」
「ただ、今ご質問いただいた点も含めて、日朝首脳会談については現時点においてはめどが立っているわけではありませんが、日本として日朝平壌宣言に基づいて拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、そして不幸な過去を清算して正常化を目指すという方針に変わりはありません。拉致問題は安倍内閣における最重要課題であります。ご家族の皆さんもご高齢となられる中、(自民党)総裁としての任期がどうか、あるいは果たして1回の会談で解決できるかどうかということに関わりなく、問題の解決に向けて全力を尽くさなければならないという責任を私は総理大臣として負っているわけであります。このまま、この責任を果たしていくために総理大臣として日々全力を傾けていく決意であります」
https://www.sankei.com/politics/news/190527/plt1905270036-n1.html
2019-05-27 11:07:00Z
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