10日の東京外国為替相場の円相場は1ドル=151円台前半で推移。前日の米国の金利上昇を受けたドル高・円安圧力が残る一方、円の年初来安値が近づく中、日本の当局による円買い介入への警戒感もあり、小幅な値動きにとどまった。
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外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長は、日本銀行の植田和男総裁が金融正常化に慎重姿勢を維持していることから円は売られやすいと指摘。ただ、151円後半の今年や昨年の安値が強い抵抗として意識されていることや介入警戒感から円売り・ドル買いの動きが緩やかで、「152円台になるにはもう少し時間がかかりそうだ」と述べた。
9日の米国債は売られ、金利は急上昇した。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がインフレ目標の達成に向け適切なら一段の引き締めをちゅうちょしないと述べ、早期利下げ期待が後退。30年国債入札の弱い結果も売り材料となった。
米金利上昇を受けたドル高で、円相場は10月31日に付けた年初来安値(151円72銭)や昨年10月安値(151円95銭)が視野に入ってきた。151円台後半は神田真人財務官が1日に介入の可能性について「スタンバイしている」とけん制した水準だ。あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジストは「152円付近は介入スタンバイということで攻めづらい」と述べた。
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2023-11-09 22:22:00Z
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