アップルの新サービス続々登場
2019年3月26日2時より、アップル社が“It’s show time”と題するスペシャルイベントを実施し、新たな各種サービスを発表した。
ニュース、雑誌の定額購読サービス
新たなサービスひとつめは、“Apple News +”。こちらは既存の“アップルニュース”を拡充したもの。これまでは新聞のみの配信だったが、ここのラインアップに雑誌も加わるという。ラインアップに乗る雑誌は300以上。エンターテイメント、ファッション、グルメなど幅広いジャンルの雑誌が楽しめるとのこと。
本サービスはサブスクリプション形式で展開され、利用料は月額9.99ドルになるとのこと。サービスは本日から開始で、初月の利用料は無料。まずはアメリカとカナダでサービスが開始され、今秋からイギリス、オーストラリアでも展開予定。日本でのサービスインについては言及されていない。
クレジットカードサービス
続いて発表されたのは、アップルカード。こちらは、手数料なし、低金利で利用できる新サービス。
これの登場に併せてウォレットアプリもアップデートされる。アップルカード利用時には、支出や支払日などが表示されるようになる。
なお、こちらのカードにはキャッシュバックサービスもついており、アップルで本サービスを利用すれば3%のキャッシュバックが受けられるとのこと。さらにアップルは一律の手数料、利率で利用できるほか、遅延違反料なども請求されないという。
ちなみに、こちらのサービスはゴールドマンサックス銀行、マスターカードと提携したサービス。カード番号は端末のセキュアチップにのみ記録され、端末に応じたセキュリティ認証が求められるため、非常に強固なセキュリティも実現するという。
なお、本サービスはアメリカで今夏からスタートする予定。
ゲームのサブスクリプションサービスもスタート
App Storeにおける、ゲームのサブスクリプションサービス“アップル アーケード”もアナウンスされた。
こちらのサービスは有料ゲームが無料ゲームほどの盛り上がりが起きていないことを理由に考案されたもの。こちらのサービス紹介動画では、坂口博信氏が開発中のゲームについて語る場面も納められていた。ジオラマの中をキャラクターが動くゲームのようだが、そのタイトルについては不明。
なお、このサブスクリプションサービスに登録されるゲームには、ローンチ時点で新作独占タイトルを含む100タイトル以上。
アップルアーケードは、App Store内のタブメニューに追加され、そこから利用できるサービス。ここに登録されているタイトルたちは、追加購入も広告もなく遊べるほか、保護者はスクリーンタイムで子どものプレイ時間を管理できるとのこと。
こちらのサービスは、今秋150以上の国と地域で展開予定。価格については発表されていない。なお、登録タイトルたちを紹介するムービーの中には、現在開発中で注目を集める『オーシャンホーン2』や、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の姿が確認できている。
アップルがついに動画サブスクリプションサービスを告知
アップルtvに関するサービス“アップルTVチャンネル”も発表された。こちらは、かねてより噂されていた動画のサブスクリプションサービス。
『ゲーム・オブ・スローンズ』など人気コンテンツを輩出するアメリカのテレビ局“HBO”を初めとする多くのテレビ局が制作した、多くの番組が本サービスから視聴できるという。
なお、こちらのサービスは今秋よりMacで利用できるようになるほか、各メジャーメーカーが開発しているスマートテレビへの提供も予定しているという。
オリジナルコンテンツ配信も
これに加え、アップルはさらに“アップルtv +”というサービスも発表。
こちらは、アップルのオリジナルコンテンツ配信サービス。これまでサードパーティ製コンテンツの配信がメインであったアップルが、いよいよオリジナルコンテンツ提供にも乗り出すということになる。
なお、本サービスを紹介するゲストとして、スティーブン・スピルバーグ監督が登壇。彼が手掛ける新たなコンテンツに関して示唆をしてくれた。
また続けてリース・ウィザースプーンとジェニファー・アニストン、スティーブ・カレルによる新プロジェクト“The Morning Show”や、ジェイソン・モモアによる“見る”という体験をテーマにしたプログラム、クメイル・ナンジアニによる移民をテーマにした作品も発表され、会場は大きな盛り上がりに包まれた。
さらに、ステージには“セサミストリート”のビッグバードが登場。児童向けに学習動画コンテンツを配信するほか、ライブストリーミング配信を行うことも発表した。
発表はこれで終わることなく、続いてはJ・J・エイブラムスとサラ・バレリスが登壇。ふたりが送る音楽をテーマとするプログラムも発表された。こちらのプログラムでは、サラがテーマ曲を初めとする楽曲すべてを手掛けるとあり、発表の際には彼女によるテーマ曲の披露も行われた。
以上でオリジナル作品の発表は一段落となったが、アップルはこのほかにも“アップルtv +”に数々の豪華コンテンツを提供していく予定だという。
なお、そんな本サービスは今秋より100以上の国と地域で展開予定。価格や日本での展開については不明。
One more thing
発表会イベントの最後には、“One more thing”としてオプラ・ウィンフリーが登場。“アップルtv +”にて、ドキュメンタリー番組をスタートすることを発表し、会場を大いに盛り上げた。
https://app.famitsu.com/20190326_1433135/
2019-03-25 18:21:00Z
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