ソニーは28日、平井一夫会長が取締役を退任すると発表した。今後はソニーグループのシニアアドバイザーとして、経営陣に助言する。
平井氏は取締役退任理由について、1年前に社長兼最高経営責任者(CEO)職を退任した後の経営が順調に推移していると説明。「マネジメントチームと社員が一致団結し、ソニーという会社をより一層輝かせていく体制が整ったと確信し、35年間過ごしたソニーグループから卒業することを決めました」とコメントを発表した。
平井氏は4期連続の純損失を計上した直後の2012年4月に社長に就任。テレビ事業の不振などで落ち込んでいた業績の立て直しに取り組み、事業売却や分社化などの構造改革を進めた。社長6年目の2018年3月期の営業利益は7349億円と20年ぶりに過去最高を更新。18年4月に経営を吉田憲一郎社長兼CEOに引き継ぎ、会長に退いた。
SBI証券の和泉美治シニアアナリストは平井氏について、就任時は市場にはハードウェアからの撤退を求める声もあった中、「コア事業を続けながらゲーム、映画、音楽とハードウェアを両輪でやるという基盤を作った。結果は出たので評価されると思う」と述べた。
6月18日開催の株主総会で十時裕樹専務・最高財務責任者(CFO)が取締役に新任予定。隅修三・東京海上ホールディングス会長が取締役会議長となる。
(平井氏の業績やアナリストコメントを追加しました.)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-28/PP2FJQ6JTSFH01
2019-03-28 07:31:00Z
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