29日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、前日比172円05銭(0.82%)高の2万1205円81銭で終えた。28日に米中間の閣僚級貿易協議が再開され、交渉の進展期待から前日の米株式市場で主要株価指数が上昇した流れを引き継いだ。もっとも国内固有の売買材料には乏しく、様子見気分から上値は重かった。
日経平均の上げ幅は一時200円を超えた。機械や海運といった景気敏感株に加え、医薬品や食品など一部のディフェンシブ株にも買いが向かった。29日朝に英アストラゼネカとがん治療薬での提携を発表した第一三共が急伸し、1銘柄で日経平均を25円程度押し上げた。中国・上海総合指数が2%超高と大幅上昇したほか、外国為替市場で対ドルの円相場が下落し1ドル=110円台後半で推移したことも投資家心理を支えた。
もっとも、日経平均は寄り付き直後にきょうの高値を付けており、終日、上値は限られた。4月3日にはワシントンに舞台を移して継続される米中閣僚級協議や、31日発表の3月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の結果を見極めたいとして、徐々に買い手控え気分が強まった。年度末ということもあり、積極的に売買に動いている機関投資家は少ないとの声も聞かれた。
JPX日経インデックス400は3営業日ぶりに反発した。終値は前日比85.88ポイント(0.61%)高の1万4176.82だった。東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反発し、8.79ポイント(0.56%)高の1591.64で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆390億円、売買高は11億7475万株。東証1部の値上がり銘柄数は1199、値下がりは857、変わらずは83銘柄だった。
ソフトバンクグループ(SBG)やダイキン、KDDIが上昇した。ファナックやリクルート、アサヒも上げた。半面、ファストリやコナミHD、電通が下落した。SUBARUやスズキ、武田も下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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https://www.nikkei.com/article/DGXLASS0ISS16_Z20C19A3000000/
2019-03-29 06:29:00Z
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