[東京 25日 ロイター] - 週明けの東京市場は、前週末NY市場で株安・ドル安・米長期金利低下が急速に進んだことを受け、日経平均.N225は一時、600円を超す下落となった。ドル/円JPY=EBSは110円付近で推移。長期金利JP10YTN=JBTCは2016年9月以来となるマイナス0.090%に低下した。世界経済の減速懸念が東京市場でも広がっている。
日経平均は前営業日比359円93銭安の2万1267円41銭で寄り付き、その後、下げ幅は600円を超えた。
世界景気の減速懸念が再燃し、ドル/円が円高に振れるなど外部環境が悪化したことで、幅広く売りが先行した。
景気敏感セクターの機械、鉄鋼、電気機器などに売りが目立つ。米金利低下による運用環境の悪化を懸念し、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T)、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T)などの銀行株も安い。
ドル/円は、前週末に1カ月半ぶり安値を更新する109.74円まで一時、下落した。その後の散発的な買いで110円ちょうど付近までいったん戻した。
その後、110円を割り込んだ水準での攻防となっている。
市場では「年度末の売買需要が下支えになっているが、それがなくなる来週以降は、下げ圧力が強まるかもしれない」(邦銀)との声が出ている。
22日のNY市場で、長短金利が12年ぶりに逆転。欧州でも10年独国債利回りJP10YTN=JBTCがマイナスになるなど、世界的な長期金利低下の流れを受け、10年最長期国債利回りは午前9時過ぎにマイナス0.090%に低下した。これは16年9月30日以来の水準。
田巻一彦
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https://jp.reuters.com/article/tse-fall-idJPKCN1R6024
2019-03-25 00:55:00Z
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