民間調査会社が実施している「都道府県魅力度ランキング」が9日発表され、昨年初めて最下位に転落した栃木県は41位で、茨城県が47位だった。
栃木県の福田富一知事は「結果にかかわらず、県産品販売、観光誘客、移住・定住の三つの重点分野において、地域資源の磨き上げや情報発信に積極的に取り組むことで本県のブランド力向上を図って参ります」とのコメントを出した。
民間調査会社「ブランド総合研究所」(東京都港区)が年1回公表している調査で、都道府県別のランキングは2009年から始まった。県は16年に「とちぎブランド取組方針」を掲げ、15年の35位を20年には25位まで引き上げることを目指してきた。だが、16年は46位でワースト2位となり、17~19年は43、44位とやや上昇したが、20年には47位に。最下位の発表を受け、福田知事は「思わず『えっ』という大きな声が出た」と驚きを隠さなかった。
結果に納得できない福田知事は、昨年のランキング公表直後に同社を訪問し、調査方法の変更などを申し入れた。同社は今回の結果を公表するにあたり、ホームページに「これまでに多くの自治体関係者の方よりご意見、ご要望を頂戴しておりました」と記し、都道府県版のサンプル数を約600人から約1000人に増やしたほか、学術経験者などの有識者4人からなる委員会を設置したと説明していた。
初の最下位となった影響は大きく、発表の約1カ月後にあった知事選では、県の魅力の発信力も争点となった。福田知事は選挙期間中、集まった支持者らに「47位になってしまい申し訳ない」と陳謝し、「次の4年間は私が先頭に立って取り組み、底からはい上がる」と巻き返しを誓っていた。
最下位として注目されたことを好機として県は「『47(そこ)から始まる栃木県』プロジェクト」を開始。県出身のお笑いトリオ「森三中」の大島美幸さんが出演する県にまつわるクイズの動画を配信するなど、魅力をアピールしてきた。
一方、県が全国約5000人を対象に5~6月に実施したインターネット調査では、栃木県に魅力を感じる人は50・6%いたが、4人に1人(平均24・7%)が華厳の滝や鬼怒川温泉などを「栃木のもの」と認識していなかった。【御園生枝里】
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiOWh0dHBzOi8vbWFpbmljaGkuanAvYXJ0aWNsZXMvMjAyMTEwMDkvazAwLzAwbS8wNDAvMjUzMDAwY9IBAA?oc=5
2021-10-09 13:06:21Z
52783705872273
Tidak ada komentar:
Posting Komentar