[東京 12日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、前日終値近辺でのもみあいが想定されている。オーバーナイトの米国株式市場で主要3指数が続落となった流れを引き継ぎ、高値警戒感が意識される銘柄を中心に利益確定売りが優勢となりそうだ。ただ、外為市場ではドル高/円安が急速に進行しているため、主力の輸出関連株にとっては支えになるとみられる。
日経平均の予想レンジは2万8300円─2万8700円。
11日の米国株式市場は続落した。第3・四半期の決算発表シーズンを前に投資家が神経質な姿勢を強め、不安定な値動きとなった。サプライチェーン(供給網)の問題やエネルギーなどのコスト上昇を背景に、決算シーズンを控え警戒感が高まった。
現在のドル/円は113.40円付近と前日午後3時時点の112.73円から円安が進行している。シカゴの日経平均先物12月限(円建て)清算値は2万8475円と前日の現物終値(2万8498円20銭=11日)を小幅に下回る水準での推移。きょうの東京株式市場では円安と米株安など好悪材料が拮抗し、日経平均は前日終値を挟んだ展開となりそうだ。
市場では「円安が恩恵となる銘柄は買われるだろうが、日経平均が3万円を回復していた9月と比較すると外部環境は悪化している。今はちょうど反動が出やすい水準」(運用会社)との声が聞かれた。
主なスケジュールでは、中国で9月対中国海外直接投資(商務省) が発表されるほか、米国で週間レッドブック大規模小売店売上高などが発表される予定。国際通貨基金(IMF)は世界経済見通しを発表する。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 28498.20 30795.78 26954.81
+449.26 2021年9月14日 2021年8月20日
シカゴ日経平均先物当限 28475(円建て)
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2021-10-11 23:09:00Z
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