Jumat, 03 November 2023

デンソーの燃料ポンプ不具合、17回リコールで268万台に影響…走行中にエンストも - 読売新聞オンライン

 自動車部品大手デンソーが製造した燃料ポンプを搭載した車両について、自動車メーカー各社によるリコールの届け出が2020年以降、計268万台に上ることが国土交通省やデンソーへの取材でわかった。

 燃料ポンプはガソリンタンク内の燃料をエンジンに送る部品。燃料ポンプの不具合でエンジンの始動不良・不能や加速不良などに加え、走行中のエンストも起きているが、事故の発生は確認されていないという。

 リコールは、20年3月にトヨタ自動車が届け出て以降、今月までに〈1〉ダイハツ工業137万台〈2〉トヨタ65万台〈3〉ホンダ(海外法人含む)57万台〈4〉マツダ4万2000台〈5〉スズキ3万4000台〈6〉SUBARU(スバル)1万4000台――の6社で延べ17回に上る。

 海外でも同種の事案が確認されているという。メーカー各社が進めてきた部品の共通化が、影響拡大の一因とみられる。

 国交省の指示などを受けた各社の調査で、デンソー製の燃料ポンプ内の樹脂製インペラ(羽根車)が一定条件下で燃料を吸って膨らみ、作動不良を起こすことがわかった。ただ、不具合の発生条件が複雑で、各社がリコールが必要な範囲の特定に苦慮しているという。

 デンソーは、昨年9月に同業の愛三工業に燃料ポンプの製造事業を売却している。デンソーの広報担当者は「売却後も取引先に迷惑がかかることがないよう、対応を進めたい」と話した。

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2023-11-03 10:31:00Z
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