Jumat, 10 Mei 2019

スズキ、今期営業益1.7%増へ 完成検査問題「責任重い」と会長 - ロイター (Reuters Japan)

 5月10日、スズキは、2020年3月期の連結業績見通しについて、営業利益は前期比1.7%増の3300億円の見通しと発表した。インドを中心とする四輪車の販売増加が寄与する。インドの四輪販売は4%増を見込んでいる。写真はパリで昨年10月撮影(2019年 ロイター/Benoit Tessier)

[東京 10日 ロイター] - スズキ(7269.T)は10日、2020年3月期の連結業績見通しについて、営業利益は前期比1.7%増の3300億円の見通しと発表した。インドを中心とする四輪車の販売増加が寄与する。インドの四輪販売は4%増を見込んでいる。

会社の営業利益予想は、リフィニティブが集計したアナリスト22人の予測平均値3621億円を下回っている。

今期の売上高予想は0.7%増の3兆9000億円、純利益予想は11.9%増の2000億円。純利益の増益は前期に計上した約200万台のリコールに伴う特別損失813億円がなくなる反動がある。

鈴木修会長は決算会見の冒頭、今回の200万台規模のリコールと特損を計上した一連の完成検査問題について陳謝した。経営責任については「トップの責任は(燃費不正があった)16年の時よりも重い」と語った。ただ、進退など具体的な言及はしなかった。鈴木俊宏社長によると、役員報酬カットなど今回の不正に伴う処分は「株主総会までに説明する」という。

鈴木会長は「企業とは収益を上げること」であり、「けちけち経営」の旗は降ろさないと指摘。そのうえで「法律の範囲内でやることは極めて常識」とし、検査や生産の設備を耐用年数を過ぎてまで使うことを強制したことはない、と説明した。

今期の国内販売計画は72万台と前期実績から5000台減らした。鈴木会長は、国内は完成検査の影響がどの程度か不明だとし、「減少することはあっても、増加することは考えられない。前年並みか目標通りやるということで調整していきたい」と語った。

主力のインド市場については、鈴木社長が「これまで右肩上がりできていたが、ちょっと踊り場的な局面にきているのかなと思う」と話した。ただ「30年に向けては右肩上がりにはなる」との見方を示し、設備や研究開発にも継続投資していくべきだと語った。また、「インドをしっかりさせながら、インドに続くような(収益の)柱を作っていく取り組みが必要だ」と述べた。

同時に発表した19年3月期連結決算によると、売上高は3.0%増の3兆8715億円、営業利益は13.3%減の3244億円、純利益は17.1%減の1788億円だった。

*内容を追加しました。

白木真紀

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https://jp.reuters.com/article/suzuki-results-idJPKCN1SG0RQ

2019-05-10 08:56:00Z
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