11日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇した。12時時点は1ドル=115円34~35銭と前週末17時時点と比べて55銭の円高・ドル安だった。米国で米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが市場の想定より前倒しで進むとの見方から10日の米株式市場でダウ工業株30種平均が下落し、11日の日経平均株価も下落している。投資家が運用リスクをとりにくくなるとの見方から「低リスク通貨」とされる円に買いが優勢となった。
10日の米国市場で長期金利が一時1.8%台に上昇したことを受け、金利の上昇基調が株式相場の重荷になるとの懸念が広がっている。ただ午前の中ごろ以降、円は伸び悩む場面もある。10時前の中値決済に向けては国内輸入企業による円売り・ドル買いが出て円の重荷となった。
9~12時の円の高値は115円18銭近辺、安値は115円38銭近辺で、値幅は20銭程度だった。
円は対ユーロで上昇している。12時時点は1ユーロ=130円77~78銭と、同23銭の円高・ユーロ安だった。
ユーロは対ドルで上昇している。12時時点は1ユーロ=1.1337~38ドルと同0.0033ドルのユーロ高・ドル安だった。6日に発表された2021年12月のドイツの消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で5.3%上昇と30年ぶりの上昇率だった。「ユーロ圏でも金融政策の正常化が前倒しされるのではないか」(みずほ銀行の唐鎌大輔氏)との見方もあり、ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiPGh0dHBzOi8vd3d3Lm5pa2tlaS5jb20vYXJ0aWNsZS9ER1haQVNTMElNRjA0X1IxMEMyMkExMDAwMDAwL9IBAA?oc=5
2022-01-11 03:41:59Z
1235393459
Tidak ada komentar:
Posting Komentar