中国メディアは10日、経営危機に陥っている中国不動産大手、中国恒大(こうだい)集団の広東省深圳市にある本社ビルから「恒大集団」の看板が撤去されたと伝えた。理由は不明だが、同省広州市に移転したとの観測も出ている。経費削減や売却などで運転資金を捻出する狙いの可能性もある。
短文投稿サイト、微博(ウェイボ)などに、高層ビルの最上部の外壁から看板が外されている写真が相次いでアップされた。一部のメディアは、昨年11月ごろ既に本社ビルから従業員がいなくなっていたとする画像も転載した。
中国のネットメディア「澎湃新聞」は10日、恒大が昨年12月にビルを引き払い、もともと本社があった広州市に戻ったとする関係者の話を報じた。恒大は2017年に約55億元(約1千億円)の費用をかけ深圳に本社を移したという。(共同)
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2022-01-10 09:33:47Z
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