Rabu, 12 Januari 2022

米消費者物価7.0%上昇 12月、39年半ぶり伸び(写真=ロイター) - 日本経済新聞

12月の物価上昇率は約39年ぶりの高水準だった11月からさらに加速した=ロイター

【ワシントン=鳳山太成】米労働省が12日発表した2021年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比の上昇率が7.0%と39年半ぶりに7%台に達した。厚待遇の仕事を待つ労働者が多く、人手が集まらずに賃金上昇圧力が強まる。新型コロナウイルスのオミクロン型の感染拡大で供給制約に拍車がかかる可能性がある。

12月の物価上昇率は約39年ぶりの高水準だった11月の6.8%からさらに加速し、1982年6月(7.1%)以来の強さが続いた。

2021年は物価高が急速に進んだ。1月に1.4%だったインフレ率は5月以降、5%以上が続いた。

変動の大きい食品とエネルギーを除く上昇率も5.5%と、11月の4.9%から一段と高まった。足元の動向をより反映する前月比の上昇率では全体の指数で0.5%と、11月の0.8%から落ちついた。

旺盛な需要に供給が追いつかず、幅広い品目で値上がりが進んでいる。食肉など食料品全般の価格が上がって家計を直撃した。ガソリンや新車、中古車の価格も上昇し、車社会の米国で市民の足に悪影響を及ぼしている。賃金の上昇が物価に波及し、住居費も高くなっている。

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2022-01-12 13:32:55Z
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