豊田自動織機によるエンジン性能試験の不正で、国土交通省は29日、豊田織機に対し、産業機械用エンジン3機種の「型式指定」を取り消す処分への意見を聞く「聴聞」手続きを実施した。豊田織機は出席に代えて「意見はない」とする陳述書を提出し、処分案を受け入れた。
これを受け、国交省は近く道路運送車両法に基づき、フォークリフト用2機種(2009、14年認証)と建設機械用1機種(20年認証)の量産に必要な型式指定を正式に取り消す。
豊田織機は、昨年4月にもフォークリフト用2機種(ともに14年認証)の指定を取り消されており、今回の処分で産業機械用エンジンの現行5機種すべての型式指定が取り消しとなる。国内での累計販売台数は、5機種で16万5000台に上る。
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2024-02-29 04:14:00Z
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