自動車の認証試験を巡る不正問題で、ダイハツ工業は9日、再発防止策を国土交通省に提出した。工程に余裕を持たせるため、開発の標準日程を1・4倍に延ばすほか、試験に関わる人員を7倍に増やすことを盛り込んだ。風通しを良くする組織作りも進める。
ダイハツの奥平総一郎社長は9日夕、斉藤国土交通相に再発防止策を手渡した。斉藤氏は「従業員を不正行為に追い込んだ会社の体制、体質と決別し、一刻も早い再生を目指してほしい」と要請した。
報告を終えて奥平氏は記者団に対し、「業務の量を適正にし、余裕を確保する。ものを言いやすい風土を作り、管理職や経営陣が現場で直接話を聞く職場に変える」と述べた。今後の商品計画は、親会社のトヨタ自動車と議論し、人員に見合った事業規模で進めていくという。
ダイハツは開発中や生産終了を含む自動車64車種で試験の不正が発覚し、国交省が1月、是正命令を出した。国交省は今後、3か月ごとに再発防止策の実施状況の報告を受け、定期監査などを行って状況を確認する。ダイハツとトヨタは来週にも記者会見を開き、新たな経営体制を発表する。
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2024-02-09 13:53:00Z
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