19日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:底堅さが意識されるなか、ハイテク株へは買い戻しの動きが期待される
■GRCS、連結移行22/11期予想 営業損失2.27億円
■前場の注目材料:中部電力、秋田の洋上風力公開、年4億kW時
■底堅さが意識されるなか、ハイテク株へは買い戻しの動きが期待される
19日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感が強まるものの、底堅さが意識されやすい相場展開になりそうだ。18日の米国市場はNYダウが18ドル高だった。利食い優勢のなか、週次失業保険申請が予想外に減少したほか、8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想外のプラスに改善する良好な経済指標を好感し買戻しが強まった。また、ハイテク株も主要企業の良好な決算や長期金利の低下を受けて買い戻しが目立ち買いを支えた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比165円高の29105円。円相場は1ドル135円80銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになろう。日経225先物は29000円が支持線として意識されてくる可能性もあることから、ショートカバーのほか、押し目待ち狙いの買い方においても下値を切り上げてくる動きが意識されやすいだろう。週末要因から次第にこう着感が強まりやすいものの、需給状況が改善傾向にあるなかでショートを仕掛けてくる動きは強まらず、早めのショートカバーに向わせそうだ。
また、米国ではシスコシステムズの決算が好感されていたが、パワー半導体を手掛けているウルフスピードが30%超の上昇となっており、半導体株の上昇をけん引する格好となっていた。来週にはエヌビディアの決算を控えていることから強気になりづらい面はあるものの、エヌビディアについては格下げの動きもあったため、相当織り込まれていると考えられる。アク抜けを想定した動きも意識されやすく、ハイテク株へは買い戻しの動きが期待されそうだ。
また、VIX指数は20.00を下回っての推移が継続しているため、リスク選好の流れは継続していると考えられる。S&P500は1月高値から6月安値までの半値戻しを達成していることもあり、今後のショートカバーの動きを想定した押し目買い意欲は強そうだ。週末要因からこう着感が強まりやすいものの、相対的に出遅れている銘柄などへは水準修正を想定した物色が向かいやすいだろう。
■GRCS、連結移行22/11期予想 営業損失2.27億円
GRCS<9250>は2022年11月期第3四半期より連結決算に移行するため、新たに2022年11月期の通期連結業績予想を公表した。売上高は23.84億円、営業損失は2.27億円を計画。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(33999.04、+18.72)
・ナスダック総合指数は上昇(12965.34、+27.22)
・シカゴ日経先物は上昇(29105、大阪比+165)
・1ドル=135.80-90円
・SOX指数は上昇(3037.84、+67.72)
・VIX指数は低下(19.56、-0.34)
・米原油先物は上昇(90.11、+2.42)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を長期化
・中部電力<9502>秋田の洋上風力公開、年4億kW時
・安川電機<6506>ロボ工場刷新で生産性2倍、現場データをフル活用
・ダイセル<4202>半導体向け溶剤3割拡大、広島に設備新設・増強
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 7月全国消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+2.4%、6月:+2.2%)
<海外>
・07:45 NZ・7月貿易収支(6月:-7.01億NZドル)
《ST》
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2022-08-18 23:35:18Z
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