Selasa, 09 Agustus 2022

米国株、ダウ小反落で始まる 半導体大手の業績下方修正が重荷 - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=横内理恵】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に3営業日ぶりに反落して始まり、午前10時現在は前日比64ドル33セント安の3万2768ドル21セントで推移している。半導体大手の業績予想の下方修正が相次ぎ、ハイテク株への売りに波及している。ただ、10日発表予定の7月の米消費者物価指数(CPI)を見極めたい投資家が多く、持ち高を一方向に傾ける動きは乏しい。

半導体大手の業績下方修正が相次いでいる。ダウ平均の構成銘柄ではないが、前日のエヌビディアに続き、9日朝にはマイクロン・テクノロジーが2022年6~8月期の売上高見通しを引き下げた。景気減速と供給制約が要因。ハイテク株への売りにつながり、ダウ平均構成銘柄では半導体のインテル、顧客情報管理のセールスフォースの下げが目立つ。

一方、米原油相場の上昇を受け、石油のシェブロンが買われている。医療保険のユナイテッドヘルス・グループなどディフェンシブ株も上昇し、ダウ平均を下支えしている。

CPIは原油安を受けて伸びの鈍化が予想されている。ただ、市場予想ほどインフレが減速していなければ株売りを招くリスクもあり、様子見姿勢の投資家が多い。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落して始まった。

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2022-08-09 14:02:49Z
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