2日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇した。12時時点は1ドル=130円66~67銭と前日17時時点と比べて1円89銭の円高・ドル安だった。米国の景気悪化への懸念に加え、地政学リスクの高まりを受けたリスク回避的な円買い・ドル売りが優勢だった。一時は130円40銭近辺まで上昇し、6月3日以来およそ2カ月ぶりとなる高値をつけた。
1日に発表された米景気指標の内容などを受けて米国の景気懸念が再び強まり、日本時間2日の取引でも米長期金利が低下した。日米金利差の拡大観測が後退し、円売り・ドル買いの持ち高を解消する動きが断続的に出た。
台湾問題を巡って、米中対立が深まるとの見方も市場参加者のリスク回避姿勢を強め、「低リスク通貨」とされる円への買いを誘った。ペロシ米下院議長の訪台について中国が強硬な反対姿勢を示すなか、同氏が2日夜に台湾に到着する見通しだと複数の海外メディアが報じ、地政学リスクの高まりが意識された。
9~12時の円の安値は131円52銭近辺だった。
円は対ユーロでも上昇した。12時時点は1ユーロ=134円24~26銭と、同1円35銭の円高・ユーロ安だった。対ドルでの円買いが幅広い通貨に波及した。134円05銭近辺まで上昇し、5月19日以来となる円高・ユーロ安水準をつける場面があった。
ユーロは対ドルで上昇した。12時時点は1ユーロ=1.0273~75ドルと同0.0044ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2022-08-02 03:28:10Z
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