上皇ご夫妻は、5日間の日程で京都と奈良を訪問するため、14日午前、東京駅を出発されました。
上皇ご夫妻は、午前11時前、東京駅で新幹線の臨時専用列車に乗り込み、ホームで居合わせた人たちに窓越しに手を振りながら、京都へ向かわれました。
宮内庁によりますと、ご夫妻は14日から5日間の日程で、京都と奈良を訪問し、15日は、午前中、京都の三大祭りのひとつ「葵祭」の行列を見たあと、皇室ゆかりの寺として知られる京都市の大聖寺門跡を訪問されます。
この寺には、明治天皇の后の昭憲皇太后が宮中の重要な儀式で身につけていたとされる最高位のドレスの「大礼服」が、5年の修復を経て保管されていて、ご夫妻は修復にあたったメンバーから説明を受けながらご覧になります。
16日からは奈良に移動し、17日に奈良県斑鳩町の中宮寺や天理市にある「なら歴史芸術文化村」を訪問されます。
このうち中宮寺ではおととし3月に修繕を終えた本堂で拝礼を行い、翌18日に東京に戻られる予定です。
側近によりますと、上皇ご夫妻は、大礼服の修復や中宮寺の本堂の修繕を支援されてきたということです。
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2023-05-14 02:37:34Z
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