Rabu, 17 Mei 2023

NYダウ反発、米債務上限問題の協議進展に期待感 1分で読める海外市場(17日) - 日本経済新聞

株式

米株式市場でダウ工業株30種平均は反発。米債務上限問題を巡り、バイデン政権と野党共和党との合意に向けた期待感が広がり買いが先行した。米小売り大手が発表した四半期決算が市場予想を上回ったことで、ホームセンターやクレジットカードなど消費関連の銘柄が物色されたことも相場を押し上げた。

債券

長期債相場は続落。長期金利の指標となる10年物国債利回りは前日に比べ上昇(価格は下落)し、3.57%となった。米債務上限問題を巡って与野党が合意するとの見方から、リスク回避の姿勢が弱まった。株式に比べ相対的な安全資産とされる米国債に売りが出た。

為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は1ドル=137円台後半で取引を終えた。米債務上限問題を巡る懸念が後退し、低リスク通貨とされる円が売られる場面があった。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を見込んだ円売りもみられた。

商品

米原油先物相場は反発。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物は1バレル72ドル台後半まで上昇した。リスク回避の姿勢が和らぐ中、株式とともにリスク資産とされる原油も買いが先行した。世界の原油需要が回復するとの観測も、相場を押し上げた。

ワンポイント

米債務上限を巡り、与野党の合意が見通せるとの見方から株式・金融市場に漂っていたリスク回避の動きはいったん後退しました。米国の経済を支える消費動向には、引き続き市場の関心が集まりそうです。

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2023-05-17 22:28:45Z
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