世界経済は1年以上にわたる利上げで既に揺らいでいるが、中央銀行はインフレがまだ退治されていないとの懸念を強めており、新たな金融引き締め局面に追い込まれつつある。
北半球で本格的な夏が始まった今週、英国では驚くほど根強い物価上昇が報告されるとともに、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は22日、さらに2回の利上げが必要かもしれないと警告した。
米金融当局がこうした見通しを示してから数時間後にイングランド銀行(英中央銀行)とノルウェー銀行(中央銀行)はそれぞれ0.5ポイントの利上げで引き締めを加速し、一段の利上げに言及した。スイスではインフレ率が2%に近いが、同国の当局も金融引き締めを終わらせる用意がないことを示した。
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6月は米利上げ休止が予想される中、一息つけるとの見通しで始まったが、今では物価を巡る新たな協調的な警戒態勢の中で終わる方向にある。今後数カ月に金利上昇が緩和する見込みはほとんどなく、経済見通しに暗雲が漂う。
金融引き締めの必要性を示す「証拠A」はトルコだ。40%近い猛烈なインフレを受け、22日の引き締め開始をエルドアン大統領はついに容認せざるを得なくなった。「証拠B」は英国になるかもしれない。消費者物価指数(CPI)は前年同月比でなお8%を超えており、インフレ抑制に苦慮している。
原題:Global Inflation Alarm Augurs a Long Hot Summer of Rate Hikes(抜粋)
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2023-06-22 22:35:00Z
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