13日の債券相場は上昇が予想される。米国で6月の消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化を受けて長期金利が急低下した流れを引き継ぐ。20年国債入札は前日までの利回り上昇を背景に投資家需要を集めて無難に通過するとの観測も、相場を支えそうだ。
三菱UFJ国際投信債券運用部の小口正之氏は、米CPIコアが予想比下振れし、単月の結果ではあるがだいぶ落ち着いてきたと市場はみざるを得ないと指摘。債券相場は「海外市場でブルフラット(平たん)化した流れから高く始まり、20年債入札を無難にこなしてもみ合いで推移する」とみている。
新発10年物371回債利回りの予想レンジは0.43~0.47%(12日は0.475%)、先物中心限月9月物は147円50銭~147円82銭(12日は147円41銭)。
米CPI、6月は急激に鈍化-利上げ近く打ち止めとの期待高める
先物夜間取引で9月物は12日の日中取引終値比25銭高の147円66銭で引けた。
20年債入札
- 発行予定額は1兆2000億円程度、償還日が2043年6月に延びて185回債として発行
- 発行日前(WI)取引は1.11%程度
- 大和証券の小野木啓子シニアJGBストラテジスト
- 調整が進んだようにみえ、無難な入札になると予想
- ただ、流通市場での伸びしろは限定的になる可能性も高く、必要以上に積極的にも臨みにくい
- 備考:20年利付国債の過去の入札結果
日銀オペ
- 10年国債を0.5%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペを毎営業日実施
- 債券先物の決済に使われる受渡適格最割安銘柄(チーペスト)対象の同オペも継続
- 備考:日銀: 国債買い切りオペ、指し値オペ応札額はゼロ
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2023-07-12 22:44:00Z
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