【NQNニューヨーク=稲場三奈】5日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に反発し、前営業日比5銭円高・ドル安の1ドル=144円60~70銭で取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨の公表を前に、朝方は円売り・ドル買いが先行した。午後に内容が伝わると、目新しさがないとみられ、次第に円買い・ドル売りが優勢となった。
6月13~14日に開かれたFOMCの議事要旨では、すべての参加者が「インフレ率が目標の2%を依然として大きく上回り、労働市場が極めて引き締まっている」との認識のもと「引き締め的な金融政策を維持するのが適切になる」との見解で一致した。ほぼすべての参加者が「2023年中に追加で利上げをすることが適切になる」と判断していた。
ただ、このところ日米の金融政策の方向性の違いから円売り・ドル買いが進んでいたため、議事要旨の公表後は円買い・ドル売りがやや勢いを取り戻した。週内には6月のADP全米雇用リポートや6月の米雇用統計発表を控え、内容を見極めたいとの雰囲気も円相場を支えた。
円の高値は144円08銭、安値は144円70銭だった。
円は対ユーロで3営業日ぶり反発し、前営業日比85銭円高・ユーロ安の1ユーロ=157円00~10銭で取引を終えた。
ユーロは対ドルで3営業日ぶり反落し、前営業日比0.0065ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0845~55ドルで取引を終えた。5日発表の6月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)改定値が、好不況の境目となる50を下回った。ユーロ圏景気の減速懸念から、ユーロが売られ、ドルが買われた。
ユーロの安値は1.0852ドル、高値は1.0902ドルだった。
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2023-07-05 22:13:49Z
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