Kamis, 11 Januari 2024

円は対ドルで145円台前半、CPI受け米金利乱高下-海外で146円台も - ブルームバーグ

12日の東京外国為替市場の円相場は一時1ドル=144円台後半に上昇。米国の消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったものの、米金利が上昇後に低下に転じたことで、ドルの上値が重い。円は一時146円台前半と1カ月ぶりの安値を付けた後に戻しており、来週明けの米国休場も控えて持ち高調整の買いも指摘されている。

 
  • 円相場は午前9時38分現在、対ドルで前日比ほぼ横ばいの145円33銭。一時0.2%高の144円95銭
    • 11日の海外市場では146円41銭と、昨年12月11日以来の安値を付ける場面も

  大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジストは、米CPIに対する市場の反応が一時的にとどまる中で、「目先筋が円売り方向に少し傾斜していたため、米国休場を控えてポジション整理も出やすい」とし、「ドルの上値は重い」との見方を示した。

ドル・円の推移

  11日の米2年債利回りは前日比11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い4.25%程度。CPI発表後に4.39%程度まで上昇した後、低下に転じた。米10年債利回りは6bp低い3.97%程度。金利スワップ市場では3月までの利下げ確率が8割弱で推移しており、利下げ期待が根強い。

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  野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは、米CPI発表を受けても「年前半には米利下げ開始との見方は覆らなかった」と指摘。一方、日本銀行による1月の政策修正の可能性も一段と低下して「円高が加速する可能性も低い」として、ドル・円は145円前後で推移するとみる。

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  米英軍が11日にイエメンの親イラン武装組織フーシ派の軍事拠点を空爆したことに対する為替相場の影響は限定的との見方が出ている。大和証券の石月氏は「米英の方が圧倒的に力が強く、イランが巻き込まれることもないとみられ、原油価格の上昇も一時的だろう」と指摘した。

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2024-01-11 22:28:00Z
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