東北・上越・北陸の各新幹線で23日に起きた停電について、JR東日本は24日、架線を引っ張るための鉄製の重りの部品が破断していたと発表した。破断の影響で垂れ下がった架線と新幹線が接触し、異常を検知して送電がストップした可能性がある。交換の目安は30年だが、現場では設置から38年が経過していた。JR東は管内の新幹線の全路線で部品の緊急点検を行う。
JR東によると、重り(約1・3トン)は線路沿いの電柱に設置され、ワイヤで架線とつながって張りを保っている。停電後に架線が垂れ下がっているのが見つかったさいたま市中央区の現場では、重りとワイヤをつなぐ部品が破断し、重りが落下していた。このため、架線が緩み、進入してきた北陸新幹線「かがやき504号」の車体のどこかと接触した可能性がある。
現場の設備は昨年6月と10月に点検していたが、異常は見つからなかったという。重りは、30年を目安に交換の計画をたてるが、使用環境や劣化状況なども考慮して交換時期を検討する。今回の重りは1985年に設置されていた。同社は専門家に分析を依頼し、破断の原因を調べる。
緊急点検の対象は500か所で今月中に実施。大型連休までにすべての在来線でも確認を進めるという。
運休していた各新幹線は24日、始発から運転を再開した。能登半島地震の被災地支援で石川県輪島市に入るために金沢駅に着いた静岡市職員の芦川泰三さん(43)は「被災地に行けなくなってしまうと思ったがホッとした」と話した。
国土交通省は24日、JR東に対し、事案の原因究明と再発防止の措置を講じるよう文書で求めた。
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2024-01-24 11:47:00Z
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