Rabu, 17 Januari 2024

NY市場サマリー(17日)米国株続落、ドル上昇、利回り上昇 - ロイター (Reuters Japan)

<為替> ニューヨーク外為市場では、ドル指数が約1カ月ぶりの高値を付けた。堅調な米小売売上高で米経済の力強さが示され、早期利下げ観測が後退した。

ドル/円は一時148.52円と、11月28日以来の高値を更新。終盤の取引では0.71%高の148.23円。

商務省発表の12月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.6%増と、市場予想の0.4%増を上回った。

市場では米連邦準備理事会(FRB)は3月に利下げに着手する可能性が高いの見方は変わっていないが、CMEフェドウオッチによると、最初の0.25%ポイントの利下げが実施される確率は53.2%と、前日の65.1%から低下した。

コーペイ(トロント)のチーフ・マーケット・ストラテジスト、カール・シャモッタ氏は 「今回の小売統計で全ての部門で個人消費が伸びていることが確認された」と指摘。「このことは、基調的なインフレ圧力が長期化する可能性を示唆している」とし、「政策担当者が市場で出ている利下げ観測をけん制し、最初の利下げの時期を年央まで後ずれさせると同時に、利下げペースは予想より緩慢になる市場に伝えようとしていることとも一致している」と述べた。

<債券> 米金融・債券市場では、国債利回りが上昇した。予想を上回る米小売売上高を受け、金融市場では米連邦準備理事会(FRB)が3月に利下げを開始する確率が低下した。

また、英インフレの予想外の加速や市場の利下げ観測をけん制する欧州中央銀行(ECB)当局者の発言を受け、欧州債券利回りが上昇したことにも追随した。

2023年12月の米小売売上高は前月比0.6%増と、市場予想の0.4%増を上回った。自動車の販売やオンライン売上高が好調だった。

英国立統計局(ONS)が発表した昨年12月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比4%となり、10カ月ぶりに加速した。エコノミスト予想は3.8%だった。

LPLフィナンシャルのチーフグローバルストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は米小売売上高統計について、「減速しつつも、引き続き個人消費に支えられている米経済の状況を反映している」とし、「消費者信頼感は勢いを増しており、経済情勢は引き続き堅調だ」と述べた。

<株式> 米国株式市場は続落。この日発表の2023年12月の小売売上高が予想を上回る好調な内容となり、連邦準備理事会(FRB)が3月にも利下げを開始するとの期待感が後退した。

S&P総合500種(.SPX), opens new tabは1週間余りぶりの安値に沈んだ。
米10年国債利回りが4.1%台に上昇し、年初来の最高水準を付けたことを受けてアマゾン(AMZN.O), opens new tab、エヌビディア(NVDA.O), opens new tab、アルファベット(GOOGL.O), opens new tabに売りが先行し、S&P総合500を押し下げた。
電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O), opens new tabも値を下げた。ドイツで「モデルY」の価格を引き下げたとのニュースが嫌気された。

12月の小売売上高は前月比で0.6%増と、伸び率がエコノミスト予想の0.4%を上回った。自動車の購入が増加したほか、年末商戦向けの値引きが寄与した。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米早期利下げ観測の後退やドル高を背景に売りが膨らみ、続落した。

米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は前日の講演で、米インフレ率が目標の2%に近づいている状況下で「過去ほど速やかに利下げを行う理由はない」と述べ、拙速な利下げ観測をけん制した。この発言で3月の連邦公開市場委員会(FOMC)でFRBが利下げに踏み切るとの市場の期待がしぼみ、米長期金利が上昇。利子の付かない資産である金に売り圧力がかかった。

外国為替市場では、堅調な米小売売上高統計の発表を受けてドル高・ユーロ安が進行。ドル建て取引される金の投資妙味が薄れ売りが膨らみ、相場は下値を徐々に切り下げる展開となった。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、反発。中国の景気回復の遅れを意識した売りが出やすかったものの、終盤にかけて買いが優勢となった。

世界最大の石油輸入国である中国の2023年の国内総生産(GDP)がさえない内容だったことをきっかけに同国の景気回復に対する懸念が浮上。石油需要減退への警戒感につながり、原油の売り地合いが続いた。加えて、国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は17日、スイス東部ダボスで開催中の世界経済フォーラム(ダボス会議)で、中東情勢が緊迫化する一方、紅海の混乱が今のところ石油生産へ影響を及ぼしていないとした上で、今年の石油市場は「安定し、より均衡が取れた状態になるとみている」と発言。紅海の治安悪化に伴う石油供給混乱への警戒感が幾分和らぎ、相場を圧迫した。

ただ、取引終盤にまとまった買いが入り、相場は午前の下げ幅を一掃。プラス圏に浮上した。石油輸出国機構(OPEC)は17日に公表した月報で、24年の世界石油需要の伸びを日量225万バレルと前月予想を据え置いたほか、25年の需要の伸びは日量185万バレルとし、中国と中東を筆頭に力強い需要拡大が見込まれるとの予想を示した。

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2024-01-17 22:54:15Z
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