21日午前のニューヨーク外国為替市場で円相場は対ドルで下げ幅を拡大し、159円60銭台まで値下がりした。日本当局による円買い介入が意識される160円の心理的節目に接近した。
ニューヨーク時間午前9時45分に発表された6月の米サービス業PMI速報値が2022年4月以来の高水準に上昇したことなどに反応。一時0.4%安の1ドル=159円63銭を付けた。
PMIは米国の企業活動拡大が続いていることや堅調な個人消費を示唆し、ドル買いを促した。
ノムラ・インターナショナルの通貨ストラテジスト、宮入祐輔氏は「ドル・円の相場水準より上昇ペースの方が重要だ。従って、このようにゆっくりとしたペースでじわじわとドルが上昇している状況では、日本の財務省が市場に介入する上でのハードルはまだ高いと考える。とはいえ、ドル・円が160円17銭を超えた場合は口先介入がもっと増えるはずだ」と指摘した。
ニューヨーク時間午後0時2分現在、米国債相場では利回りが上昇している。
国債 | 直近値 | 前営業日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 4.41% | 1.2 | 0.27% |
米10年債利回り | 4.27% | 1.0 | 0.23% |
米2年債利回り | 4.74% | 0.4 | 0.07% |
米東部時間 | 12時02分 |
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原題:Dollar Gains After PMI Data; Up Fifth Straight Week: Inside G-10(抜粋)
(相場の情報を更新し、ストラテジストの見方を追加して更新します)
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2024-06-21 14:24:33Z
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