27日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反発し、前日比140円32銭(0.53%)高の2万6571円87銭で終えた。前日に700円超の急落となるなど、このところ相場の下げがきつかった反動で自律反発を狙った買いが優勢だった。
日経平均は総じて上値の重い展開だった。欧米中銀が金融引き締めの姿勢を強めているのを背景に、景気後退懸念は強まっている。欧州では英国やイタリアなどの財政悪化への警戒も浮上しているとあって、積極的に運用リスクを取る投資家は少なかった。
主力値がさ株の一角や、前日に下げた自動車株で上昇が目立った。食料品などディフェンシブ性の高いセクターにも買いが入った。一方、不動産や海運株は軟調だった。資源関連も下落した。
27日午後には安倍晋三元首相の国葬があった。
東証株価指数(TOPIX)も4営業日ぶりに反発し、前日比8.73ポイント(0.47%)高の1873.01で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆6736億円。売買高は11億4557万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1093と、全体の約6割を占めた。値下がりは636、変わらずは108銘柄だった。
ファストリ、リクルート、コナミG、ファナック、キッコマンが上昇した。一方、KDDI、東エレク、ソニーG、出光興産が下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2022-09-27 06:15:26Z
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