8月の米個人消費支出(PCE)統計によれば、インフレ指標が市場予想を上回る伸びとなった。一方で消費支出も増加が示され、広範にわたる物価上昇の中でも、家計の堅調な支出が続いていることが浮き彫りとなった。
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インフレ調整後の実質PCEは0.1%増。前月は0.1%減(速報値は0.2%増)に下方修正された。
ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、アンドルー・ハスビー、イライザ・ウィンガー両氏は「容認できないほど高いインフレ指標を踏まえると、米金融当局は連続利上げを確実に進める可能性が高い。それにより経済を減速させることになってもだ」と指摘。「7月の実質PCEが下方修正されたことから、7-9月(第3四半期)の国内総生産(GDP)の伸びに対する下方向のリスクが高まっている」と分析した。
インフレ調整前の個人所得は前月に続き0.3%増。賃金・給与の伸びは0.3%増に減速し、今年1月以来の低い伸びとなった。賃金上昇ペースの鈍化を目指す金融当局にとっては明るい兆候だ。
実質PCEを見ると、財への支出は2カ月連続でのマイナスとなった一方、サービス支出は0.2%増えた。モノからサービスへと消費パターンが変化している現状が浮き彫りとなった。インフレ調整前のPCEは前月比0.4%増だった(前月0.2%減)。
貯蓄率は3.5%と、非常に低い水準にとどまった。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:US PCE Price Index Jumps More Than Forecast While Spending Rises(抜粋)
(統計の詳細やエコノミストのコメントを追加して更新します)
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2022-09-30 12:41:42Z
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