業績の不振が続くそごう・西武をめぐっては、親会社のセブン&アイが去年11月、アメリカの投資ファンドに売却する方針を決め、最終的な決議に向けて調整を進めていました。
これに対して、そごう・西武の労働組合は雇用などへの懸念から反発し、31日、ストライキを実施して旗艦店の西武池袋本店で全館の営業を取りやめています。
ストライキの実施は、主な大手デパートではおよそ60年ぶりとなります。
一方、セブン&アイは31日午前に取締役会を開き、売却に向けた最終的な決議を行いました。
売却額はおよそ2200億円で売却の完了は9月1日の方針です。
そごう・西武の売却は、組合との協議が平行線をたどったままストライキの翌日に完了する見通しとなる異例の事態となっています。
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2023-08-31 03:24:17Z
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