弁護士によりますと、秋本議員と塚脇社長は競走馬の馬主仲間で、社長はおととし10月からことし6月までの間に、秋本議員の求めに応じる形で20回ほどにわたって合わせておよそ3000万円を馬の購入代金や運営に係る費用として提供していたということです。
こうした資金は秋本議員に現金で手渡したり、2人が設立した馬主組合や取引先の牧場などの口座に送金したりして、提供されたということです。
特捜部は4日、馬主組合の関係先も捜索しました。
組合が所有する馬の管理や減価償却などの税務処理は、秋本議員が1人で行っていたということで、特捜部は社長から提供された資金は組合を実質的に管理する秋本議員個人への賄賂だった可能性があるとみて、資金の流れや趣旨などの解明を進めているものとみられます。
一方、塚脇社長の弁護士は「馬主組合の持ち分の45%は社長のものだということを示すメールが残っており、賄賂を贈った疑いがあるという指摘は全く事実と違う」などと説明しています。
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2023-08-05 10:49:18Z
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