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欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は20日、7月と9月に利上げする意向をあらためて示し、金融市場での緊張に対し懸念が広がっても当局がインフレ抑制に動く姿勢は変わらないことを示した。
ECB政策委員会は先週、緊急会合を開催し、ユーロ圏の「断片化に対処する新たな手段」に関する取り組みを加速するよう当局者に指示した。
ECBは債券スプレッドに制限かける意図、ラガルド氏-関係者 (1)
ラガルド氏は欧州議会での証言で「7月の会合でECBの政策金利を25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げる意向だ」と述べ、9月にも追加利上げを実施する方針を示した。
危機時における新ツールの開発について同氏は、インフレ抑制に対する当局の従来からのコミットメントを支えるものだとの考えを示し、「われわれの金融政策スタンスが実際にユーロ圏すべての国に行き渡っていることを明確にする必要がある」と述べ、「それこそが責務の中核部分だ」と言明した。
ECBが今後数カ月で金融政策を引き締める計画を明らかにしたことを受け、イタリア国債利回りが急伸し、当局は対応策を協議した。新たな手段では債務負担がより大きい国の債券を購入する可能性が高い。
ECB、債券購入を他の債券売りで相殺か-断片化対策の新ツール (1)
ラガルド氏は「断片化のリスクが生じれば、それに対応すると言えよう」と述べ、「適切な手段と十分な柔軟性で対処するだろう。また対応策は有効かつ適切、責務の範囲内だ」と続けた。
原題:Lagarde Restates ECB Hiking Plan as Crisis Tool Takes Shape (2)
(抜粋)
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2022-06-20 16:52:00Z
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