[東京 29日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、売りが先行すると予想されている。前日の米株市場は大幅続落となり、日本株市場も軟調な展開になる見通し。前日の米株市場ではハイテク銘柄が大きく下落したことで、値がさ株中心に売りが出るとみられている。日経平均は売り先行でスタートした後、どの程度下げ幅を縮められるかが焦点になりそうだという。
日経平均の予想レンジは2万6700円─2万7000円。
28日の米株市場は、大幅続落して取引を終えた。主要3指数はそろって下落。6月の米消費者信頼感指数が悪化したことで楽観的な見方が後退し、インフレ対応に向けた連邦準備理事会(FRB)の積極的な利上げで米経済が景気後退(リセッション)に陥るとの懸念が高まった。
主要3指数の中では、ハイテク銘柄が多いナスダック総合が最も大きく下落。アップル、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムの下げが重しになった。
きょうの日本株市場では、前日の米株安の流れを引き継ぎ、売り先行でスタートするとみられている。日経平均は昨日、心理的節目の2万7000円台に乗せて取引を終え、「大台に乗せた達成感から利益確定売りも出やすい」(東洋証券・ストラテジスト、大塚竜太氏)との声が聞かれた。
大塚氏は、売り先行で取引が始まった後は、アジア株や米株先物の動向をにらみながらの展開になるのではないかと指摘。「下落局面でどの程度押し目買い意欲があるのか確認したい」と話した。
足元のドル/円相場は136円前半と、円安傾向が続いている。業績改善への思惑から一部の輸出関連企業には円安が支えになるとみられているものの、相場全体への影響は限定的との見方が示された。
主なスケジュールでは、国内では日本の乗用車メーカー8社の5月生産・販売・輸出実績、5月商業動態統計速報(経済産業省)などが公表予定となっている。海外では、米国で1―3月期GDP確報値(商務省)などが発表されるほか、パウエルFRB議長、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、ベイリー英中銀総裁、カルステンス国際決済銀行(BIS)総支配人がECBフォーラムで中銀について演説を行う予定。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 27049.47 29388.16 24681.74
+178.20 2022/01/0 2022/03/0
5 9
シカゴ日経平均先物当限 26745(円建て)
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2022-06-28 22:53:00Z
1478682010
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