Kamis, 28 Juli 2022

【米国市況】株続伸、GDP受けて大幅利上げ観測後退-134円台前半 - ブルームバーグ

28日の米株式相場は続伸。4-6月(第2四半期)の米国内総生産(GDP)統計を受けてリセッション(景気後退)を巡る懸念が強まり、大幅な米利上げ観測が後退する中、上昇に弾みがついた。米国債利回りは低下。ドル・円相場は下落し、134円台前半で推移した。

米経済、2四半期連続の縮小-4~6月GDP速報値は0.9%減 (3)

  • 米株続伸、S&P500種7週ぶり高値-ディフェンシブ主導
  • 米国債利回りは低下、10年債2.67%-2年債2.87%
  • ドル・円は下落、134円台前半-円は全面高
  • NY原油は反落、米経済縮小でリセッション懸念強まる
  • NY金は続伸、米景気の弱まりが利上げ鈍化を示唆

  S&P500種株価指数は前日比1.2%高の4072.43と、7週間ぶり高値。ディフェンシブ銘柄が上げを主導した。ダウ工業株30種平均は332.04ドル(1%)高の32529.63ドル。ナスダック総合指数は1.1%上昇。

  通常取引終了後の時間外取引では、決算を発表したアマゾン・ドット・コムとアップルが上昇。アップルの4-6月期決算の売上高はアナリストの予想平均を小幅に上回った。サプライチェーンの目詰まりや不安定な景気動向が業績に影響するとの懸念が後退した。アマゾンは4-6月売上高が予想を上回り、7-9月についても力強い見通しを示した。一方、通期の調整後売上高見通し下方修正したインテルの株価は下落。

  米国債市場ではニューヨーク時間午後4時18分現在、10年債利回りが11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.67%。2年債利回りは13bp下げて2.87%。

米国債利回りが大幅低下、米GDP速報値が予想外の景気縮小示す

  スワップ市場の動向によると、フェデラルファンド(FF)金利は年末までに3.25%前後でピークを付けるとみられている。

  ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズのチーフ投資ストラテジスト、マイケル・アローン氏は「悪いニュースが良いニュースになりつつある」と指摘。「景気が減速しつつある時は、インフレ指標は低下する可能性が高い。それにより引き締めサイクルの終了が近づくことになる。市場はそれを好感するだろう」と述べた。

Dollar-yen slipped to one-month low after US GDP data

  外国為替市場ではドル指数が小幅安。米GDP統計を受けてリセッション懸念が強まったことで、インフレ抑制に向け積極的な利上げを進めるという米金融当局の決意を複雑にする可能性がある。円は主要10通貨に対して全面高。

  三菱UFJ銀行の為替ストラテジスト、リー・ハードマン氏は世界的なリセッション懸念が強まるのに伴い、ドルは引き続き上昇し得るが、円に対して一段高となる可能性は低いと指摘。「ドル・円は140円をわずかに下回る水準で既にピークを付けた可能性があるとの確信を強めている」と述べた。

  主要通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下。ニューヨーク時間午後4時19分現在、ドルは対円で1.7%安の1ドル=134円25銭。6月以来の安値となった。ユーロは対ドルで0.1%安の1ユーロ=1.0190ドル。 

  ニューヨーク原油先物相場は反落。原油在庫減少で市場のタイトな状況が引き続き示唆されているものの、GDP統計を受けて景気懸念の方が強く意識された。前日公表された米エネルギー情報局(EIA)の週間統計では、原油在庫が5月末以来の大幅減となっていた。

  VettaFiのエネルギー調査責任者、ステイシー・モリス氏は「リセッション懸念が再燃する中、前日の強気な在庫統計は影を潜めつつある」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は、前日比84セント(0.9%)安の1バレル=96.42ドルで終了。日中は上下に振れる荒い値動きだった。ロンドンICEの北海ブレント9月限は52セント高の107.14ドル。

Oil has whipsawed on fears of economic slowdown

  ニューヨーク金相場は続伸。米GDP統計を受けてドルと米国債利回りが下げ、さらなる積極的な利上げの見通しが曇ったことなどが意識された。

  オアンダのシニアマーケットアナリスト、エドワード・モヤ氏は「ウォール街は米金融当局が9月に引き締めペースを落とす可能性が高いと判断している」と指摘。「米経済の予想外の縮小は国債利回りのピークと金相場底打ちの両方を意味する。スタグフレーションのシナリオは金価格にとっては強材料だ」と述べた。

  スポット価格は一時1.3%上昇し、3週間ぶり高値を付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、1.8%高の1オンス=1769.20ドルで終了。

原題:Stocks Defy Naysayers as Fed-Hike Premium Shrinks: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Gauge Edges Lower; Japanese Yen Outperforms: Inside G-10(抜粋)

Oil Edges Lower as Shrinking Economy Inflames Recessionary Fears(抜粋)

Gold Climbs as Weakening US Economy Signals Slower Rate Hikes(抜粋)

(第3段落を追加し、更新します)

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2022-07-28 20:44:00Z
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