高島屋がオンライン販売したクリスマスケーキの一部が破損して届いた問題を巡り、対象のケーキを監修した横浜市のフランス料理店「レ・サンス」の渡辺健善オーナーシェフが27日、産経新聞の取材に応じた。渡辺さんは「お客さまの期待を裏切った形になってしまい、悲しいし申し訳ない」と述べた上で、高島屋に対しては「幕引きせずに原因を特定してほしい」と訴えた。
「主張通りならあんなつぶれ方しない」
レ・サンスが監修する「<レ・サンス>ストロベリーフリルショートケーキ」(5400円)について高島屋は約5年前から埼玉県の菓子メーカー「ウインズ・アーク」に製造を委託、ヤマト運輸に配送を委託している。渡辺さんによれば、過去に「(ケーキに添える)ヒイラギが落ちていた」といった苦情はあるが、ケーキが崩れるといった事態は初めてだという。
高島屋の横山和久専務は27日に記者会見し「原因を特定をすることが不可能と判断した」と説明したが、渡辺さんは「約800件もケーキが破損している。原因が分からないのはおかしい。こんな幕引きでいいのか。買った人たちは納得できない。関係者が主張する通りであれば、あのような異常なつぶれ方はしない」と悔しさをにじませる。
「言われっぱなしなら店つぶれる」
高島屋もケーキ破損問題に関する情報発信について同社への一元化を求めているという。渡辺さんは取材を受けた理由について「うちみたいな店は言われっぱなしではつぶれてしまう。『続けてほしい』と顧客に言われるけど、このままでは来年できるかも分からない」と述べる。
レ・サンスには問題発覚後、「あんなケーキをよく作っているな」「言い訳するな。監修しているだろ」などと抗議の電話が殺到している。渡辺さんは「『バカ野郎』と言われて切られることもある。こちらも監修している責任はがある。反省しているが‥本当につらいし眠れない。高島屋は原因追及をあきらめないでほしい」と強調する。
(奥原慎平)
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2023-12-27 05:34:19Z
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