[北京 17日 ロイター] - 日産自動車(7201.T)は17日、中国で開発した電気自動車(EV)を輸出する計画を明らかにした。
日産中国投資の松山昌史社長は北京で記者団に、中国で開発・製造された内燃機関車や今後発売予定のEV、プラグインハイブリッド車の輸出を検討していると述べ、比亜迪(BYD)(1211.HK)のような中国の競合と同じ市場を狙う考えだと説明した。
日産は、米テスラ(TSLA.O)や独BMW(BMWG.DE)、フォード・モーター(F.N)同様、中国の製造コストの低さを利用し、中国製自動車の輸出を拡大している。
今年1─10月の日産の世界販売台数(約280万台)中、中国が占める割合は5分の1強で、前年同期の3分の1強から減少した。
中国ではEVが急速に普及しているが、国内メーカーとの価格競争で日本のメーカーは年初から販売面で厳しい状況に直面している。
日産は来年、清華大学と共同研究センターを設立し、充電インフラやバッテリーのリサイクル分野などEVの研究・開発に注力すると発表した。
日産自動車の内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は、共同研究により中国市場を一段と理解し、中国の顧客ニーズを満たす戦略を立案できることを期待していると説明した。
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2023-12-17 14:06:18Z
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