日本エイサーは15日、インテルの新世代モバイルプロセッサー「Core Ultra」を搭載した14型ノートPC「Swift Go」の新モデル(SFG14-72-F73Y/FE)を発売した。
ビッグカメラですでに購入可能となっており、本稿執筆時点の12月16日では、都内なら12月18日にお届け可能となっている。
日本エイサーから試用機を借用できたので、とにかく知りたい「Core Ultra」の速度を計測してみた。
第13世代Core のU/P/Hに加えRyzen 70シリーズとも比較
R23のマルチは14000超え、内蔵GPUは2倍速になっていた!
新Swift Goが搭載するCPUは「Intel Core Ultra 7 155H」でHのモデル名から示すとおり、15日に発表となったCore Ultraでは上位に位置する。
主なスペックは
CPU:16コア22スレッド
Pコア×6、Eコア×8、LPEコア×2
Pコア最高4.8GHz、Eコア最高3.8GHz
GPU:Intel Arc、Xeコア×8
PBP(Processer Base Power):28W
MTP(Maximum Turbo Power):64/115W
である。
現時点では7ではこの上に165Hがあり、コア数は同じで最高クロック数が上になる。さらに2024年の第1四半期には「Core Ultra 9 185H」が最上位で登場し、コア構成は同じだがPBPが45Wとなる。今回のUltra 7 155Hは、モバイルノート用としては現状ほぼ最上位スペックだ。
「Core i7-1355U」「Core i7-1360P」「Core i5-13500H」の3兄弟に
「AMD Ryzen 7 7840U」「Core i7-13700H」+GPU「Intel Arc A570M」とも比べてみました!
Swift GoにはF12の右に「エイサーキー」があり、これを押すと「Acer Sense」が起動して、動作モードを、サイレント、通常、パフォーマンスを切り替えられる(Fn+Fでも可能)。以下はパフォーマンスモードで計測している。
比較対象は以下のとおり。
〇「ASUS Zenbook S 13 OLED」
13世代Uコア「Core i7-1355U」
(10コア[2P+8E]12スレッド、最高5.00GHz、15W~55W)
〇LIFEBOOK UH90/H1
13世代Pコア「Core i7-1360P」
(12コア[4P+8E]16スレッド、最高5.00GHz、28W~64W)
〇先代「Swift Go」(SFG14-71-H56Y/S)
13世代Hコア「Core i5-13500H」
(12コア[4P+8E]16スレッド、最高4.70GHz、45W~95W)
〇「Swift Edge 16」(SFE16 43)
「AMD Ryzen 7 7840U」
(8コア16スレッド、最高5.1GHz、28W~30W)
〇LAVIE NEXTREME Infinity
13世代コア「Core i7-13700H」
(14コア[6P+8E]20スレッド、最高5.00GHz、45W~115W)
+GPU「Intel Arc A570M」
まず、CINEBENCH R23のマルチコアではCore Ultra 7 155Hは14150と出た。
NEXTREMEは16型フルサイズノートで、Core i7-13700Hはフル回転しているだけに新Swift Goより速いが、ほかはすべて追い抜いた。先代とも言えるCore i7-1360PのLIFEBOOKが79%、つまりCore Ultra 7は126%に高速化している。i5-13500HやRyzen 7 7840Uを超えているのもさすが次世代Core Ultraだ。
3DMarkでも、dGPUを搭載したNEXTREME以外ではすべて凌駕した。i7-1355U、i7-1360P、i5-13500Hはいずれも「Iris Xe Graphics」内蔵で、Core Ultraが搭載する新しい内蔵GPU「Intel Arc Graphics」はいずれよりも2倍近い速度を出している。
Ryzen 7 7840Uが内蔵するRadeon 780Mは、Core Ultraの64~83%の速度で、こちらも「Intel Arc Graphics」のほうが速いようだ。
NEXTREMEはインテルのdGPU「Arc A570M」搭載である。インテルはCore Ultraの内蔵GPU「Intel Arc Graphics」の実力として「Intel Arc A350M」を超えると説明しているが、A570Mまでは速くはないようだ。
★
1日でベンチマークテストを行ったので今回はここまでだが、「Core Ultra」搭載のモバイルノートは、速度としては完全に安心して購入できる。
さらに、Core Ultraの特徴である、SoCに内蔵のLPEコアによる省エネ性能がきになるところだが、バッテリーベンチマークは次回お送りしたい。
すでに、Core Ultra搭載ノートは各社から発表・発売されており、年明けのCES2024でも大量に発表され、今後第13世代Core機を置き換わっていく。ASCII.jpでは今後も発表機種をテストしていきますので、お楽しみに!
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2023-12-17 01:00:00Z
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