[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米国株式市場は急反落して取引を終えた。午後中盤に売りが加速し、金利低下や米連邦準備理事会(FRB)のハト派転換を背景としたこのところの上昇がストップした。
この日は方向感の乏しい展開が続いていたが、午後中盤から主要株価3指数が軒並み値を下げた。
インフラキャップのポートフォリオマネジャー、ジェイ・ハトフィールド氏は、株価が最高値近辺にあったことから抵抗線にぶつかったと指摘。その上で「売りの激しさは驚きだが、これまでの上昇ぶりを踏まえれば理にかなっている」と述べた。
一部の市場関係者は、S&P総合500種(.SPX)の短期プットオプション(売る権利)が大量に買われたことで売りが加速した可能性があると指摘した。
S&P500は取引時間中、終値での過去最高値にあと0.5%まで迫る場面もあったが、その後の下げを受けて最高値を2.0%超下回る水準で引けた。
シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は19日、インフレ抑制のさらなる進展が、来年のFRBによる利下げの決定的要因になるという認識を示した。 もっと見る
S&P500の主要11セクターがそろってマイナス圏で引け、主要消費財(.SPLRCS)の下落率が最大だった。食品大手ゼネラル・ミルズ(GIS.N)の売上高見通し引き下げなどが重しとなった。
物流大手フェデックス(FDX.N)は12.1%急落。第2・四半期(9―11月)の利益が予想を下回ったほか、今年度(2023年6月―24年5月)の売上高見通しを下方修正した。同業のUPS(UPS.N)は2.9%安。
一方、アルファベット(GOOGL.O)は1.2%上昇。傘下グーグルの広告営業部門で再編を計画していると伝わった。 もっと見る
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.64対1の比率で上回った。ナスダックでも2.26対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は128億4000万株。直近20営業日の平均は121億5000万株。
※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります 米国株式市場
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2023-12-20 22:04:00Z
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