[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比455円45銭安の3万2775円82銭と3日続落して取引を終えた。前日の米ハイテク株安を嫌気した売りが出たほか、11月の株高後の調整が続いているとの指摘も聞かれた。日経平均は節目の3万3000円を割り込み、3週間ぶり低水準となった。
日経平均は前営業日比208円安と軟調にスタート。寄り付き後すぐに3万3000円を下回り、前場中盤には一時504円安の3万2726円68銭まで下落する場面があった。指数寄与度の大きい銘柄や半導体関連などハイテク銘柄の売りが膨らみ、指数を押し下げた。日経平均は後場に入ってからも軟調な値動きが続き、安値圏でもみ合う展開となった。
市場では「12月に入ってからは利益が出た銘柄を売る動きが目立ち、大型株やグロース(成長)株の上値が重い」(外資証券・アナリスト)との声が聞かれた。
日本株は11月に堅調に上値を伸ばしてきたことから、「先月に上昇した分のスピード調整がまだ続いている」(三菱UFJアセットマネジメントのチーフファンドマネジャー・石金淳氏)との見方もあった。石金氏は「日本株は足腰が弱いわけではないものの、米金利低下が一服となれば年内は3万3000円を挟んでもみ合う動きとなりそう」と予想。日経平均が年初来高値を越えて上昇していくのは、年明け以降になるのではないか、と話した。
TOPIXは0.84%安の2342.69ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆5833億1000万円だった。東証33業種では、陸運、ゴム製品、食料品など8業種が値上がり。一方、精密機器、鉄鋼、機械など25業種は値下がりした。
個別では、東京エレクトロン(8035.T)が3.9%安、アドバンテスト(6857.T)が6.2%安、ルネサスエレクトロニクス(6723.T)が5.2%安となった。指数寄与度の大きいファーストリテイリング(9983.T)は2.4%安、ソフトバンクグループ(9984.T)は1.6%安だった。
一方、個別材料を手掛かりにした物色もみられ、さくらインターネット(3778.T)が年初来高値を更新した。米半導体大手エヌビディア(NVDA.O)のジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)が前日、同社など日本企業と連携する意向を示したことが材料視された。
プライム市場の騰落数は、値上がり294銘柄(17%)に対し、値下がりが1333銘柄(80%)、変わらずが32銘柄(1%)だった。
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2023-12-05 07:53:10Z
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