11月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比で1982年以来の大きな伸びを示した。急速かつ持続的なインフレが消費者の実質所得に影響を及ぼしており、米金融当局に引き締めを求める圧力が強まりつつある状況が浮き彫りになった。
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11月は前月と同様、大半の分野で上昇が見られた。前月比ベースでガソリンや住居費、食品、自動車などの上昇が目立つ。
今回のCPI統計を受け、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で金融当局が債券購入のテーパリング(段階的縮小)加速を決定するとの見方が強まった。
オックスフォード・エコノミクスの米国担当チーフ金融エコノミスト、キャスリーン・ボストジャンシク氏は「金融当局への圧力を維持する」内容だったと、ブルームバーグテレビジョンで指摘。インフレは「来年1-3月期を通し、高水準で続く見込みだ」と述べた。
CPI全体の約3分の1を占める住居費は前月比0.5%上昇。住居費はCPI項目の中でも、より構造的な部分と考えられている。前年同月比では3.8%上昇と、2007年以来の大きな伸び。家賃や住宅価格の高騰が指数に反映されるのに伴い、住宅関連コストは来年に一段と上昇するとみられている。
家庭用家具・備品や衣料品、航空運賃の伸びも11月の物価上昇につながった。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:Consumer Prices in U.S. Climb at Fastest Annual Rate Since 1982(抜粋)、U.S. Nov. CPI Rose 0.8%, Above Estimate(抜粋)
(第3段落以降に統計の詳細や市場関係者の見方を追加して更新します)
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2021-12-10 13:38:28Z
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