東京株式相場は続落。新型コロナウイルスの感染再拡大を警戒した売りが優勢になった。米国はオミクロン株への新規感染者数がデルタ株感染のピーク時を上回っていると伝わり、国内では愛知県がオミクロン株の市中感染と考える事例を確認したと公表した。感染拡大の影響を受けやすい空運や小売株が下落し、鉱業などのエネルギー関連も安い。ただ株価指数は取引開始直後に上昇する場面もあった。24日や27日の海外市場では休場となる取引所もあり、手掛かりが少なく荒い値動きになりやすい。
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市場関係者の見方
東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジスト
- 人手が確保できず航空の欠航や飲食店休業といった事例がはっきりと出れば嫌気される。これまで米国市場の反応は長期金利が上昇し株高となり影響が出ていなかったが、実体経済に表れる悪影響を株式市場が急速に織り込む可能性がある
- 国内ではオミクロン株の市中感染者が増えている可能性はあり、夕方公表される新規感染者数がいきなり増える懸念はくすぶる
- 一方で、日本経済新聞の調査で岸田内閣の支持率が上昇していることや、年末年始の株価が上昇しやすい傾向は好材料。新型コロナウイルスの感染による経済への懸念と綱引きする相場となるだろう
東証33業種
下落率上位 | 鉱業、石油・石炭製品、空運、小売業、電気・ガス、情報・通信 |
上昇率上位 | 海運、保険、ゴム製品 |
背景
- 【新型コロナ】中国新規国内感染、1月以来最多-米航空各社2400便強欠航
- ファウチ氏、オミクロン株への油断に警鐘-病院が患者で埋まるリスク
- 岸田内閣支持率は4ポイント上昇の65%、不支持率26%-日経
- ドル・円相場は1ドル=114円台前半で推移、前営業日の日本株終値時点は114円39銭
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2021-12-26 23:00:00Z
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