Rabu, 09 November 2022

NYダウ、反落で始まる 米中間選挙の結果見極め(写真=ロイター) - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=戸部実華】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落して始まり、午前9時35分現在は前日比201ドル68セント安の3万2959ドル15セントで推移している。開票が続く米中間選挙では接戦となっており、上院と下院の双方で多数派が確定していない。政権と議会の多数派の政党が違う「ねじれ」になれば株高を促すとの見方からダウ平均が前日までの3営業日で1150ドルほど上昇した後とあって、幅広い銘柄に売りが先行した。

接戦が続く上院では、南部ジョージア州など激戦州の勝敗が多数派を決める見通し。僅差で決選投票にもつれ込む可能性も指摘されている。下院は野党・共和党が過半数を奪還するとの見方が優勢だが、予想以上に与党・民主党が善戦している。前日まではねじれ議会になり、民主党が主張してきた増税や規制強化など企業業績の逆風になる政策が成立しにくくなるとみて先回りした買いが入っていたが、結果を見極めたい雰囲気が強まった。

個別株では映画・娯楽のウォルト・ディズニーが一時11%安となった。8日夕に発表した2022年7~9月期決算で売上高などが市場予想に届かなかった。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も4営業日ぶりに反落して始まった。ネット通販のアマゾン・ドット・コムが下落している。一方、9日に大規模な人員削減を発表した交流サイトのメタプラットフォームズは大幅高となっている。

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2022-11-09 14:58:16Z
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