[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米国株式市場は続伸し、ダウ平均株価.DJIは263ドル高で取引を終えた。朝方発表された米雇用統計がかなり弱い内容となったことを受け利下げ期待が膨らんだほか、移民と関税問題を巡る米、メキシコ両国の交渉にも楽観的な見方が広がった。
5月の雇用統計は、非農業部門雇用者数の伸びが7万5000人と市場予想の18万5000人を大幅に下回った。雇用統計を受け、市場では7月の利下げを含め年内3回の利下げ確率が織り込まれた。
オークブルック・インベストメンツ(イリノイ州)の共同最高投資責任者(CIO)、ピーター・ジャンコフスキス氏は、雇用統計が弱かったことで「FRBが景気の下支えに向け、遅きに失することなく一段とタイムリーに行動するのではないか」との期待が買いにつながったと説明した。
またクレセット・キャピタルマネジメント(シカゴ)のジャック・アブリン氏は「市場は低金利見通しと引き換えにさえない経済成長を受け入れようとしている。市場は低金利に依存しており、金利さえ低ければ低成長でも構わないと考えている」と述べた。
メキシコ問題を巡って、トランプ米大統領は、両国が移民問題や貿易を巡り合意する「十分な可能性」があるしつつも、合意に至らなければ、予定通り週明け10日に対メキシコ関税を発動すると言明した。
また米通商代表部(USTR)は7日、中国への制裁関税「第3弾」の本格的な税率引き上げ期日を今月15日とし、当初予定の1日から2週間留保すると正式に明らかにした。USTRはすでに同様の方針を先月31日に示しており、この日の官報であらためて確認した格好だ。
このところの貿易問題で売りを浴びているハイテク株.SPLRCTは2%高。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数).SOXは1.2%高。一方、ディフェンシブ銘柄の公益株.SPLRCUは0.8%安。
個別銘柄では植物由来の人工肉を手掛けるビヨンド・ミート(BYND.O)が過去最高値を更新。約40%高の138.65ドルで引けた。第1・四半期の売上高が3倍増となったほか、2019年の売上高が2倍超になるとの見通しを示したことが好感された。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を3.10対1の比率で上回った。ナスダックでは1.93対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は64億8000万株。直近20営業日の平均は70億4000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 25983.94 +263.28 +1.02 25768.7 26072.7 25768.7 .DJI
2 5 2
前営業日終値 25720.66
ナスダック総合 7742.10 +126.55 +1.66 7652.97 7767.02 7647.91 .IXIC
前営業日終値 7615.55
S&P総合500種 2873.34 +29.85 +1.05 2852.87 2884.97 2852.87 .SPX
前営業日終値 2843.49
ダウ輸送株20種 10140.64 +63.10 +0.63 .DJT
ダウ公共株15種 806.60 -6.31 -0.78 .DJU
フィラデルフィア半導体 1378.81 +15.68 +1.15 .SOX
VIX指数 16.30 +0.37 +2.32 .VIX
S&P一般消費財 913.60 +14.20 +1.58 .SPLRCD
S&P素材 359.20 +2.50 +0.70 .SPLRCM
S&P工業 635.64 +5.42 +0.86 .SPLRCI
S&P主要消費財 599.31 +6.05 +1.02 .SPLRCS
S&P金融 448.64 -0.88 -0.19 .SPSY
S&P不動産 230.98 +0.60 +0.26 .SPLRCR
S&Pエネルギー 449.69 +1.84 +0.41 .SPNY
S&Pヘルスケア 1050.52 +13.23 +1.28 .SPXHC
S&P通信サービス 158.98 +2.31 +1.48 .SPLRCL
S&P情報技術 1333.69 +25.19 +1.92 .SPLRCT
S&P公益事業 302.45 -2.35 -0.77 .SPLRCU
NYSE出来高 7.67億株 .AD.N
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 21035 + 115 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物6月限 円建て 21035 + 115 大阪比 <0#NIY:>
https://jp.reuters.com/article/ny-stx-us-idJPKCN1T82GJ
2019-06-07 21:29:00Z
52781757188769
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