Jumat, 22 Mei 2020

新型コロナ:新型コロナ感染1日で10万人増 過去最多、新興国に重心 - 日本経済新聞

【メキシコシティ=宮本英威】新型コロナウイルスの感染拡大ペースが落ちない。米ジョンズ・ホプキンス大によると、1日あたりの新規感染者数は21日に世界で10万5千人と過去最多を更新した。感染拡大の中心地は4月までの欧米先進国から、ブラジルやロシアなど新興国にシフトした。医療体制の不十分な国での一段の感染拡大が懸念される。

米東部時間22日午後4時(日本時間23日午前5時)時点で、世界の累計の感染者数は516万人を超え、死者数は33万6千人あまりとなった。最初に感染が拡大した中国の感染者数(8万4千人超)をすでに12カ国が上回っている。

ブラジルは5月に入り新型コロナの感染拡大が顕著だ(21日、リオデジャネイロ州の病院)=AP

ブラジルは5月に入り新型コロナの感染拡大が顕著だ(21日、リオデジャネイロ州の病院)=AP

同大のデータによると、1日あたりの新規感染者数は21日に約10万6000人と過去最多を更新した。10万人の大台は5月15日に続き2回目。世界の新規感染者数は4月以降、1日あたり7万~10万人で推移してきたが、その内訳は変わった。

1日の増加人数を国別に見ると、2カ月前の3月21日の上位10カ国はイタリアや米国、スペインなど先進国が占めた。新興国はイランだけだった。

一方、5月21日の上位10カ国で先進国は米国と英国のみ。2番目以降はブラジルの1万8508人、ロシアの8849人、インドの6198人が続いた。ペルーやチリを含む中南米4カ国が10番目以内に入っており、今後の感染の中心地になりかねないリスクが高まっている。

依然として感染の増加人数が世界で最も多い米国では、今週末はメモリアルデー(戦没将兵記念日)の祝日を含む3連休になる。例年は多くの国民が海岸に出かけ、バーベキューなどを楽しむ。夏の始まりを感じる時期だが、今年は少し様子が違う。

ニューヨーク市のデブラシオ市長は22日の記者会見で、週末に向けた行動制限を発表した。ビーチでの水泳は禁止で、散歩や椅子に座っての滞在に限る。隣接する駐車場も車両数を制限し、警備にあたる市警も例年より3割増員する。

人出が予想される公園にも市公務員で構成する「ソーシャル・ディスタンシング・アンバサダー」2300人が巡回し、市民にマスク着用などを呼び掛ける。

市内の経済活動再開については建設、製造、小売業が6月第1週か2週に実施できる見通しと表明した。

ニューヨーク州のクオモ知事は22日の会見で、ロングアイランドとミッド・ハドソン地域について、来週から工事など第1段階の経済活動が許可になると明らかにした。

新型コロナで打撃を受けた零細企業向けには、特別融資基金を設けた。雇用者数が20人以下、年間の売上高が300万ドル以下が対象となる。小規模ビジネス事業者は同州の経済活動の9割を占める。

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2020-05-22 20:21:14Z
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