内閣府が18日発表した2020年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値によると、物価変動の影響を除いた実質GDP(季節調整値)は19年10~12月期に比べて0・9%減、このペースが1年間続くと仮定した年率換算は3・4%減だった。新型コロナウイルスの感染拡大で個人消費や輸出が落ち込み、消費増税の影響を受けた前期に続き、2四半期連続のマイナス成長となった。
2四半期連続のマイナス成長は、中国の景気減速などの影響があった15年7~9月期と10~12月期以来、約4年ぶり。西村経済再生相は記者会見で「4~5月はさらに厳しい状況になる。当面、経済は相当程度落ち込むことが想定される」と語った。
GDPの半分以上を占める個人消費は0・7%減で、前期(2・9%減)に続くマイナスだった。感染対策で外出自粛が広がり、宿泊や外食などサービス関連の消費が急減した。店舗の休業や営業時間の短縮で、衣料品や自動車などの販売も低迷した。
輸出は6・0%減で、前期(0・4%増)から一転、マイナスに沈んだ。中国や欧米の厳しい外出制限で海外需要が減少し、自動車や車部品、半導体製造装置の輸出が不振だった。輸出に含まれる訪日外国人客の消費が急減したことも響いた。
企業の設備投資は0・5%減で、2四半期連続のマイナスだった。急速な企業業績の悪化や先行きの不透明感の高まりで、製造業を中心に計画を先送りする動きが出た。住宅投資は4・5%減だった。
家計の実感に近い名目GDPは0・8%減、年率換算では3・1%減だった。一方、19年度の実質成長率は0・1%減で、5年ぶりのマイナスとなった。名目成長率は0・7%増で、8年連続のプラスだった。
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2020-05-18 02:37:55Z
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