Selasa, 12 Mei 2020

テスラ、郡の命令無視しフリーモント工場を操業再開。5月18日再開での調整を破棄 - Engadget日本版

Mason Trinca for The Washington Post via Getty Images

イーロン・マスク氏はこのところTwitter方面で自粛解除を求めるツイートを立て続けに投稿しており、5月9日にはフリーモントの本社工場があるアラメダ郡に対して操業再開を求める訴訟まで起こしています。そして11日、マスク氏は訴訟の行方すら見守ることなく、独断で工場の操業を再開したことを明らかにしました。匿名の従業員によると、テスラはすでに200台以上のModel YとModel 3を完成させたとのことです。テスラは4月の時点で工場に出勤できる従業員を確認しており、特定の人々に対しては工場への出勤を要請していました。

マスク氏はTwitterで(アラメダ郡の命令を無視して)工場の生産ライン再稼働を明らかにしつつ「もし誰かが逮捕されるようなことがあるなら私を逮捕するように願う」としています

テスラと郡当局は当初連絡を取り合っており、9日には郡は「郡のガイダンスおよび勧告にテスラは素早く対応してくれているため、近く適切な安全計画をもって合意できることを期待している」と述べていました。しかしその後、郡は工場再開の可否についてはまだ合意に達していないとする一方で、イーロン・マスクCEOは操業再開を郡が認めなければテスラの本社をカリフォルニア州からテキサスもしくはネバダ州に移すと、郡に決断を迫る発言をしました。

アラメダ郡の監督官スコット・ハガティ氏は、保健当局はテスラとの5月18日の操業再開で合意に近づいていたことを明らかにし「われわれは工場の操業再開を手助けするために多くのポリシーや手続きの処理をこなしており、テスラと協力していることをマスク氏も知っていた」と述べています。しかし、マスク氏はもともとは5月8日の再開を求めており、10日間も待つつもりはなかった模様です。

マスク氏は新型コロナウイルス感染症に関して、一貫してその影響を軽視する発言をしています。たとえば3月には「新型コロナに感染して死ぬ確率は自動車事故よりも少ない」と述べ、「4月の終わりまでに米国内で発生する感染者は「ゼロに近い」などとツイートしていました。しかし米国では4月以降、毎日2万人を超えるペースで新規感染者が報告されています。それでもマスク氏はロックダウン命令を出した当局をファシストだと罵り、憲法上の権利を侵害していると述べ、ロックダウン解除のデモを支持するツイートをしています。

ウイルス感染の可能性を顧みず、地元当局の命令を無視してまで操業を再開した事業者への従業員の忠誠心には感服するばかりですが、匿名の従業員はThe Vergeに対し、出勤を決めるにあたっては難しい決断を迫られたと述べました。しかし、従業員の多くは歩合制で出勤しなければ会社から給料が出ない立場だったり、有給休暇も消化し尽くしたりして「家族を養うか、飢えさせるかの選択だった」と述べています。

一方、出勤しない選択をした従業員は「テスラが掲げる『地球を救う』という"夢"のためにいまの仕事を選んだが、いまはただ粗末な扱いを受けているだけであり、いくらその仕事が好きだったとしても(マスクCEOのために)健康を危険にさらしたくはない」としました。

テスラは第1四半期の決算で過去最高の収益を記録しており、マスクCEOがその勢いを維持したいと思うのは理解できるところです。しかしいかんせん新型コロナによるパンデミックの前に世界中で企業が操業を停止せざるを得ない状況となっていることはいまさら説明するまでもありません。テスラもすでに生産済みのEVを納入することである程度の収益を確保することはできるとはいえ、工場の停止期間が長引けば経営が厳しくなるのはどこも同じです。せっかく上向いた収益のためには、テスラは新しい車を作り、走り続けなければなりません。

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2020-05-12 08:30:41Z
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