5日の東京外国為替市場で円相場は続伸した。17時時点は1ドル=131円40~41銭と、前日の同時点に比べ1円20銭の円高・ドル安だった。米景気の減速懸念を受けて円買い・ドル売りが優勢だった。前日4日に米長期金利が低下し、日米の金利差縮小観測も円相場の支えとなった。
円は朝方に一時131円32銭近辺まで上昇した。4日発表の2月の米雇用動態調査(JOLTS)で求人数は市場予想を超えて減少し、2021年5月以来の低水準となった。米サプライマネジメント協会(ISM)が3日発表した3月の製造業景況感指数も20年5月以来の水準に低下し、米景気の先行き懸念が強まった。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測が後退したことで米金利が低下し、円やユーロなど主要通貨に対するドル売りが広がった。
もっとも、円の上値は限られた。5日は事業会社の決済が集中する「5・10日(ごとおび)」にあたり、輸入企業などの国内実需筋による円売り・ドル買い観測は相場の重荷となった。9~17時の円の安値は131円83銭近辺で、値幅は51銭程度だった。
円は対ユーロで反発した。17時時点は1ユーロ=143円77~80銭と、同1円09銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで続伸した。17時時点は1ユーロ=1.0947~48ドルと、同0.0023ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2023-04-05 08:34:26Z
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