2023年4月12日、トヨタは新型クラウンスポーツ(SUV)、セダン、エステートの発表時期とパワートレーンを公開した。なかでも注目はセダン。高級サルーンの定石といわれるFR駆動と明らかにされたからだ。これまでの歴代クラウンのオーナーはもちろん、個人タクシー事業者も安堵したことだろう。そこで発表されたクラウンセダンはどんなクルマなのか解説していこう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/トヨタ、写真AC、タイトル写真:ベストカーが制作した個人タクシー仕様のCGイラスト
■セダンがFRとFCEVと明記された
1955年の発売以来、67年の伝統を持つトヨタの高級サルーンであるクラウン。その伝統を大きく変えたFFベースのクロスオーバー4WD車、クラウンクロスオーバーが発売されたのが2022年7月。
発売された時、クラウンがクロスオーバー車に生まれ変わった、という衝撃を受けた反面、伝統のセダンがなくなるのかと一抹の不安を感じた人が多かったのではないだろうか。
しかし、その不安は、新型クラウンクロスオーバー発表時に「今後1年程度でこのほかの3モデル(スポーツ=クーペSUV、セダン、エステート)を発表する」と明らかにされたことで解消された。
開発段階で従来の伝統を受け継ぐクラウンも残してほしいという意見が届き、セダンも作ることになったという。
セダンの発売を一番喜んだのは、個人タクシー事業者かもしれない。筆者のつきあいのあるトヨタディーラーに出向いた時、クラウンの個人タクシーが入庫していた。そのタクシーがちょうど引き渡しの時に、オーナーさんに聞いたことがあった。
「新型クラウンクロスオーバーが発売されましたが、次はクロスオーバーにしますか?」と聞くと、「あれは個人タクシーに向かないんじゃない。FFだし、やっぱりお客さんを乗せるならFRだよ」と答えてくれた。
さらに数カ月経って、トヨタ営業マンに聞いてみると、クラウンクロスオーバーの個人タクシーは申請されていないようですよと答えてくれた。
そして2023年4月12日、トヨタは新型クラウンシリーズの発表時期、パワートレーンを公開した。そのなかにクラウンセダンの新情報が明記されていたので改めて紹介していこう。
新型クラウンの特設サイトを見ると驚いた。駆動方式がクラウンスポーツ、エステートが4WD仕様のみとなっているが、セダンだけFRとなっていたからだ。そしてセダンのみ、FCEVが用意されているのもトピックス。
特設サイトに掲載された新情報は以下の通り。
■ユニット:HEV(FR)、FCEV(FR)
■発売時期:HEV、FCEVともに2023年秋頃発売予定
■ボディサイズ:全長5030×全幅1890×全高1470mm
■ホイールベース:3000mm
■タイヤサイズ:19インチ/20インチ
■乗車定員:5名
https://news.google.com/rss/articles/CBMiKGh0dHBzOi8vYmVzdGNhcndlYi5qcC9uZXdzL2VudGFtZS82Mjc3MTjSAQA?oc=5
2023-04-17 01:00:00Z
1942075326
Tidak ada komentar:
Posting Komentar